研究の興味

自然選択がデザインした生物の精妙さを見つけ出すことは、 進化生態学者のお気に入りのテーマの一つである。単純な論述と状況証拠から、生物の行動・生活史デザインの精妙さを納得できることもある。しかし、私たちが科学的達成感を感じるのは、精妙に見える行動・生活史が、どのような自然選択のプロセスによってデザインされたかを、納得がゆく理論や証拠によって示せたときである。

興味
生活史理論は、陸圏、河川・湖沼などの水圏の生物に関する研究を通して体系化されてきた。生活史を知ることが困難な遠洋や深海と云った生息圏の生物について、従来の生活史理論の適用性の考察を行うこと。
種内・種間の相互作用や環境の変動性が作り出すシナリオの中で、生物の形質の適応性を理解する枠組みを発見すること。
最近とくに興味を持ち出したテーマは、生態系•食物網におけるヒトの栄養段階の移行進化。

専門:行動生態学・進化生態学
研究手法:数理モデル解析、仮説検証型実験、とりあえずの観察・何となくの思いつき、探索

キーワード: 環境の変動性、生活史、採餌行動、防御形質、攻撃形質、形質の可塑性、適応進化動態、ゲーム理論